SMARTOONの漫画

ユキヒョウ族であるネスティアン家の母と、クロヒョウ族であるアステリアン家の父の間に生まれた少女･ティエル。 ティエルを産んだ時に母親が命を落としたことにより、彼女はネスティアン家で｢混血｣と呼ばれながら疎まれていた。 そんなある日、母方の祖父からの虐待により命を落としてしまう。 しかし、目を覚ますと死の１カ月前に戻っていた！ また同じ結末を迎えないためにネスティアン家からの脱出を決意した彼女は、帝国の皇太子･イアンドロスの力を借りて、実父のいるアステリアン家に逃げ込むことに成功した。 最初は怖いと思っていたアステリアン家の家族たちとも次第に打ち解けることができたのだが、ティエルには特殊な力があることが発覚する… 果たして、ティエルは今度こそ幸せを手にすることができるのか――!?

Q. パパがエキストラじゃなかった時の心境は？ A. う…嘘でしょ…？ 私の｢国民その１｣ポジションを返して…！ 年中無休で戦争中！ １日も静かな日がないハチャメチャな世界観！ ここでエキストラとして生まれたのはラッキーだった。 ｢姫～朝だぞ♡｣ ｢うちの姫は世界一だ♡♡｣ ましてかっこよくて優しいパパ(ジェームズ・ブラウン、27歳、エキストラ)と山間の村で仲よく暮らす平和な人生…最高！ ……と思ってたのに。 ｢ご覧ください！あそこに見えるのが私のパパです！ごくごく平凡な平民男性の象徴とも言える茶色い髪に茶色い瞳！｣ ｢……。｣ ｢ど…どっからどう見ても通りすがりの国民その１でしょ？ 山間の村で幼い娘を男手一つで育てる27歳のシングルファザーです。｣ 騎士団長は無表情で私を見つめるだけだった。 ｢…あの、おじさん？ 聞いてます？ うわっ！｣ その瞬間、騎士団長が突然剣を抜いた。 私は反射的に振り返った。 ｢…パパ？｣ パパの年季の入った火かき棒から青いオーラが放たれていた。 私は目をこすって二度見した。 ｢な…何あれ？｣ 次の瞬間。 平民男性の象徴だったパパの平凡な髪と瞳の色が… 変わった。 ｢へっ…？｣ 誰がどう見ても｢私は主人公だ！｣と言わんばかりの眩しいシルバーの髪と青い瞳へと！ ｢あ…あの～？ 男手一つで幼い娘を育てる27歳のシングルファザーさん…？｣ ……ジェームズさんはいずこへ？ ｢娘を放せ。｣